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昔使っていたMDから音源を取り出す方法

昔使っていたMDから音源を取り出す方法

90年代後半から2000年代前半にかけて普及していたMDを使用していたという人は多く、昔使っていたMDの中にだけ残している音源などを取り出したいという人は多いです。そこで、以前使っていたMDから音源を取り出したいという人向けにMDからMP3として音源を取り出す方法について紹介しますので、参考にしてみてください。

MZ-RH1を使う方法


MDが全盛だった時代に人気を集めたMDプレイヤーにSONYのMZ-RH1というものがあります。

MZ-RH1の特徴

MZ-RH1の特徴としては高音質録音機能が搭載されているということです。従来のものと違って、音楽CDなどの音源を圧縮すること無く録音することが出来るリニアPCMに体操しているため、大切な音源を高音質のまま残せるという特徴がありました。
また、リアルサウンドに関してもマイク入力から同様に高音質のまま録音することが出来るため、楽器の練習や自然の音などを録音するのにも適していました。
録音レベルが異なる音源が録音されていたとしても自動調節してくれるダイナミックノーマライザによって快適なリスニング環境を整えてくれます。

MZ-RH1は、大切なMDをデジタルでパソコンに保存するという機能が搭載されていました。インターネット上の音楽配信サイトからダウンロードした曲など対応していない音源もありますが、従来のMDをMZ-RH1とパソコンをUSBケーブルで繋ぎパソコンに保存するのが容易に可能なのです。これによって、今まで聞いていた大切な曲などをパソコンの方で一括管理することが出来るため、曲を整理するのも簡単にできますし、大切な曲を高音質のまま大切な資産として扱うことが出来るのです。また、取り込んだ曲に関しては、Gracenote(R)社によって提供された情報を自動取得出来るので便利です。

MZ-RH1からパソコンに取り込む方法

MZ-RH1からMDをパソコンに取り込む方法ですが、パソコンにx-アプリをインストールし起動します。
MZ-RH1にパソコンに保存したいMDを挿入し、MZ-RH1のUSB接続用ジャックとパソコンのUSBポートを接続します。
MZ-RH1とパソコンを接続したら、x-アプリ画面左下にある「機器へ転送」メニューをクリックすると画面が転送画面へと切り替わるので、転送画面右部にあるプルダウンからMZ-RH1を探し選択するのです。すると、プルダウンの真下にMZ-RH1の中に入っているMDの楽曲やプレイリストが表示されるので、取り込みたいものを選択していきx-アプリへの転送を行うだけです。

さらなる使い方

MZ-RH1ではパソコンに保存するだけではなく、パソコン上に保存された楽曲をMZ-RH1で楽しむという方法も可能です。
パソコンでx-アプリを起動してからMZ-RH1に楽曲録音用のMDを挿入し、MZ-RH1のUSB接続用ジャックとパソコンのUSBポートを接続します。x-アプリ画面左下にある「機器へ転送」メニューをクリックすると転送画面になるので画面右部にあるプルダウンからMZ-RH1を探し選択します。
サイドバーのミュージックライブラリーをクリックするとx-アプリで登録済の楽曲やプレイリストが表示されるので、MZ-RH1に転送したい楽曲やプレイリストを選択し転送するだけです。

MDコンポを使った方法

MDから音源を取り出す方法は他にもありますが、MZ-RH1を使わない代表的な方法となるのがMDからUSBメモリに記録する機能をもったMDコンポを使用するというものです。MDが広く使われていた時代は、USB端子を備えていても再生専用だったりすることも多いので必ず録音が可能なコンポかどうかを確認する必要があります。MDコンポはほとんど絶滅状態と言って良いので、手元にない場合はオークションや中古ショップなどで探して購入するしかありません。
コンポの種類によって若干の違いはありますが、基本的にはUSBメモリをコンポに差し録音していくという形です。ほとんどのケースで再生しながらの録音になるため時間はかかります。

MDのデータ化をしてくれるサービスも!

MZ-RH1が無かったり、USBに録音する機能を搭載したMDコンポが手に入らない場合には自分でMDの音源を取り出すことは出来ません。また、MZ-RH1やUSBに録音する機能を搭載したMDコンポは中古市場でも人気が高くMDの枚数が少ないのであれば改めて購入するのはもったいないと考える人もいるでしょう。そんな時に便利なのが、MDのデータ化を代行してくれるサービスです。MDからCD-Rへのダビングで、MDの長さにもよりますが1枚あたり500円から3000円程度で行えるところが多くなっています。ただし、このようなサービスでは市販のCDからコピーしたものや市販の楽曲・教材などは対応していないので、個人録音物の場合のみ利用することが可能です。

まとめ

MDの中の音源を取り出すには、MZ-RH1やUSBに出力することが出来るMDコンポなどが必要で、基本的にはそれらの機器が無いと自分でMDの音源を取り出すことは不可能なため中古などで用意する必要があります。ただ、業者などに依頼することで取り出すことも可能になるので、MDの枚数や費用を考えて判断する必要があるでしょう。