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ビデオカメラは4Kの時代。これから4Kビデオカメラを選ぶための性能比較

ビデオカメラは4Kの時代。これから4Kビデオカメラを選ぶための性能比較

ビデオカメラに求められる画質は時代とともに進歩し続けてきました。そしてテレビの4K放送の始まりとともに、ビデオカメラはフルHD(ハイビジョン)から4Kの時代へと移り変わろうとしています。
これから4Kビデオカメラを検討するなら、どのような機種を選べばよいのでしょうか。以下では6つの4Kビデオカメラが持つ特徴や魅力について紹介しています。4Kビデオカメラを選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

4Kビデオカメラの特徴

4Kビデオカメラの最大の特徴は、これまでの動画と比べて精細な画像で録画ができることです。4Kビデオカメラの4Kとは画素数のことです。画素数とは画面の精細さの度合いを示し、画像を映し出すためのピクセルが画面の中にどれだけあるかで表します。それまで広く普及していたフルHD(フルハイビジョン)では横に1920個、縦に1080個のピクセルしかありません。対して4Kでは横に3840個、縦に2160個のピクセルがあります。そのため、従来のビデオカメラよりもより精密な動画が撮影できるようになりました。
2018年の時点で、国内でおおよそ110種類の4Kビデオカメラが販売されています。これからテレビやパソコンの4K化が拡充していくにつれて、4Kがビデオカメラの主流になるものと考えられます。

おすすめの4Kビデオカメラ

SONY「FDR‐AX60」

SONY(ソニー)が販売する「FDR-AX60」は、シーンにあった最適な映像を、手軽に撮影できる4Kビデオカメラです。
「おまかせオート」によって、180通りの組み合わせ中から撮影状況に応じた画像設定を自動で選択できるので、簡単に最適な映像を撮影できます。また、どのようなシーンでもしっかりと画面の中に収められる、ワイド幅最大26.8ミリメートルの広角撮影が可能です。運動会や発表会のような横長になりやすい場面の撮影や、風景の全景を撮りたいときなどに向いています。また、ホコリがレンズユニット内部に入りにくい防じん構造になっているので、撮影場所を選ぶことなく撮影できます。
「FDR-AX60」は撮影だけでなく、映像編集も気軽に楽しめる4Kビデオカメラです。「新・ハイライトムービーメーカー」を使えば、撮影した映像をBGMが付いたショートムービーへと自動的に仕上げられます。

より購入しやすい SONY「FDR-AX45」

「FDR-AX45」は「FDR-AX60」に搭載されている機能から、「レンズリング」「チルト式ビューファインダー」「ナイトショット機能」が省かれ、3.0型液晶が46万ドットになっているモデルです。機能をあえて制限することによって「FDR-AX60」と同レベルの撮影能力を持ちながらも、より購入しやすい価格になっています。
「FDR-AX45」には「FDR-AX60」と同じ、専用開発のCMOSイメージセンサーやレンズ、高速画質処理エンジンが搭載されています。くわえて、レンズとセンサーが一体化している「空間光学手ブレ補正」が搭載されているので、手ブレの少ない安定した映像の撮影が可能です。
「FDR-AX45」には、このようなSONY(ソニー)独自の高性能な画像技術が搭載されているので、逃したくないシーンを美しい4K動画として残すことができます。

Panasonic「HC-VX985」

Panasonic(パナソニック)が販売する「HC-VX985」は、軽量小型なだけでなく、撮影がしやすい持ちやすいデザインとなっています。そのため、女性でも撮影がしやすく、日常の持ち運びや長時間撮影にも適している4Kビデオカメラです。
被写体の動きを逃さないフォーカススピードと追従性能を「HC-VX985」は持っています。被写体へピントを素早く合わせられるので、被写体の取り逃しが少ないです。また「傾き補正」と「5軸ハイブリッド手ブレ補正」によって、画面の傾きを少なくし、手ブレ感が少ない動画の撮影を可能にしています。とっさの撮影であっても、「HC-VX985」で撮影した動画ならば、「あとから補正」によって編集ができるため安心です。被写体を追い損ねたり、ズームしすぎてフレームアウトしてしまっても、綺麗なシーンの動画に仕上げられます。

OLYMPUS「stylus TG-TRACKER」

OLYMPUS(オリンパス)の「stylus TG-TRACKER」は、ハードな現場での撮影であっても安心した撮影ができる、丈夫な構造を持っています。
撮影したい場所は、水中や泥が跳ねるような現場や、温度変化が大きな雪山など、精密機器には優しくない環境が少なくありません。「stylus TG-TRACKER」はそのような場所での撮影に向いている4Kビデオカメラです。インナーシャーシとアウターシャーシの2重構造で本体を包むことで、耐衝撃2.1メートル、耐荷重100キログラム重という高いショック耐性をもたせています。くわえて、氷点下10度に耐える耐低温性能、水深30メートルの防水性能を持つ丈夫な構造です。
また、動画のシーン情報を各種センサーによって記録する「フィールドセンサーシステム」を搭載しており、撮影者が体感した現場の体験を、「GPS」「方位」「気圧」「温度」「加速度」の5つの情報で記録できます。

GoPro「GoPro HERO6 BLACK」

各社から4Kビデオカメラが発売されていますが、その中でも「GoPro HERO6 BLACK」はコストパフォーマンスに優れたモデルです。「GoPro HERO6 BLACK」を発表しているGoPro(ゴープロ)社は、2002年に設立された会社です。設立者のニック・ウッドマンがサーフィンやモータースポーツなどの現場に適した撮影方法を模索した結果、GoPro社のカメラは生まれました。
「GoPro HERO6 BLACK」の魅力は価格だけではありません。滑らかな動画撮影を可能にするGP1チップを搭載し、4K状態で毎秒60フレームの撮影ができます。また、水深10メートルに耐える高い防水性と耐久性を持っているので、水辺での撮影に向いています。音声コントロールによる撮影も可能です。カメラを手で操作できない状態でも簡単な音声入力で撮影できるので、決定的な撮影シーンを逃しません。

まとめ

今後、4Kに対応するテレビやパソコンなどが増えるほどに、4Kビデオカメラはその精細な撮影能力が生きてきます。そのため現在4K対応テレビを持っていなくとも、先行して4Kカメラを購入してもよいでしょう。
4Kビデオカメラを選ぶにあたっては、自分が撮影するのはどのようなシーンが多いのかを把握しておくことが大切です。その上で重視したいポイントを比較検討すれば、最適な4Kビデオカメラを見つけやすくなります。

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