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シーン別!旅行用レンズの選び方と本数

シーン別!旅行用レンズの選び方と本数

旅行の思い出を振り返ったり旅行先で見たものを誰かに表現したりするときに便利な写真。旅行のお供にカメラを持っていきたいと考える人も少なくないはず。とはいえ、レンズもたくさん種類があってどれを持っていけばいいのか迷いますよね。そこで今回はシーン別でおすすめレンズの種類を紹介し、どれくらいの本数のレンズを持っていくのが適切かなども説明していきます。

暗い場所に向いてるのは単焦点レンズ!

室内、美術館、街並みなどを撮るときは単焦点レンズがおすすめです。単焦点レンズとは、字のごとく焦点が1つのものでズームがきかないレンズのことをいいます。高画質、明るい、背景のぼけが作りやすい、手ブレの可能性を減らすことができるというのが主な特徴です。室内や美術館は暗いため、明るく鮮明に撮ることができる単焦点レンズがおすすめです。街並みを撮影するときは、撮影者が被写体として絞った部分を鮮明に写して背景など他の部分はぼやかすことができます。
注意点としては、ズームがきかないレンズなので被写体を大きく写すためには自分が被写体に近づく必要があることです。自分の足で被写体との適切な距離を測らなければならないので、焦点距離に意識が向くことで写真が上達するレンズともいわれます。

単焦点レンズにもいろいろあります

人物や街並みはぼけを生かした写真が撮れる単焦点レンズがおすすめです。単焦点レンズは撮影者の意図を込めやすいですが、その分被写体となるものを撮影者がしっかり捉える必要があります。とはいえ、自分が切り取った世界を表現する少し凝った写真を撮影する面白さを味わえるので、積極的に挑戦してみましょう。
50mm単焦点レンズは標準レンズともいわれます。高性能で廉価なレンズも多いので、ぼけを生かした写真が楽しめます。もう少し挑戦してみたいという人は、35mm単焦点レンズで意図を込めたり28mm単焦点レンズの画角の広さを生かしてみたりして単焦点レンズの良さを満喫してください。また超広角な15mm単焦点レンズやぼけをより生かす135mm単焦点レンズなどもあるので、気になる人は一度調べてみることをおすすめします。

遠くのものを撮るにはズームレンズ!

被写体に自分が近づけないほど遠くのものを撮るときには、ズームレンズがおすすめです。ズームレンズは、広角、標準、望遠まで撮ることができる簡単で便利なレンズで初心者向きです。広角とは被写体を広く捉えることができ、標準は人が目で見えているのと同じ範囲で撮ることができます。望遠になると被写体を絞って背景をぼやかすことができます。
このように広く対応しているので、レンズを交換する手間がないというのがメリットです。旅行との関係ではレンズの本数が少なくて済むので荷物が減るというのもメリットでしょう。デメリットとしては、単焦点レンズと比較すると収差の補正が困難というところで画質が劣るというものがあります。しかし、必要十分な画質は確保されているので画質にあまりこだわらないという人にとっては問題ありません。

高倍率ズームレンズ!

風景を撮るときはズームレンズが一般的です。中でも初心者の方は高倍率レンズがおすすめ。高倍率レンズは広角から望遠までをカバーすることができます。18-270mm程のもので、小さくて軽いという特徴があります。またオーソドックスなところだと、超広角~広角レンズもあります。人の視野より広く捉えることができるので、広大な景色をダイナミックに撮影することができます。例えば、現実の山と湖に映った山の両方を1枚の写真にするなどです。また遠近感がはっきり出るのでそういった写真を撮ってみたいという人にもおすすめします。
大口径レンズは描写力が高く明るいというメリットがありますが、プロが使用するようなもので大きく重いので、旅行に持っていくと考えるとデメリットのほうが勝るかもしれません。また表現力の高さゆえにどうしても高額なレンズが多いです。

おすすめはズームレンズ

レンズを1つだけに絞りたいということであれば、汎用性が高いズームレンズが無難です。広角で風景を撮ることができ、望遠に調整すればぼけを生かした写真も撮ることができるからです。ただし、風景にはこだわらないという人であれば単焦点レンズ1つに絞るという選択肢ももちろんあります。逆に風景だけで良いという人は超広角レンズのみというのもありです。
とはいえ、違うものが目に止まって撮りたくなったときに対応するレンズがないというのはやはりもったいないです。旅行先では何が起こるかわからないので何があっても対応できるようにと考えると、結論としてはズームレンズをおすすめすることになります。

持っていくレンズの選び方!

レンズにはシーンによって適したものがあります。したがって、どのレンズを持っていくのかというのは何を撮影したいかによります。例えば、旅行先で撮りたい対象がはっきりしていてそれを重点的に撮影するというのであれば、専用のレンズを1本持っていくことになりますし、目に止まったものを気ままに撮りたいというのであれば、1例としては風景用に高倍率レンズ、室内や人物用に単焦点レンズの2本を持っていくなどです。
また、旅行なので、荷物の重さや量とも相談する必要があります。あまりに本数を持っていくとフットワークが重くなってかえって旅行を楽しめなかったということも起こり得ます。そこで、後悔しない旅行のためには、持っていけるレンズの本数や種類を確認しつつ自分が撮りたい被写体に適したものを選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回紹介したシーン別のおすすめレンズの中から興味がわいたものはあったでしょうか。
興味は上達の原動力です。ズームレンズから撮影に慣れて超広角レンズでダイナミックに、単焦点レンズで世界を自分の意図で切り取る面白さを味わいましょう。自分に合ったレンズをお供にすることでより旅行を楽しむことができるはずです。