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圧縮効果ってなに?意外と知らない撮影テクニックを上げる方法

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カメラの雑誌の中で「圧縮効果」という言葉を見たことがあるという人もいるでしょう。普段あまり使わない言葉であるだけにどんな効果が得られるのか、どうすればその効果が実感できるのかわからないという人も多いようです。また、圧縮効果はどのような撮影をするときに、その効果を発揮するのでしょうか。そこで今回は圧縮効果について具体的な撮影方法も交えて紹介します。

圧縮効果とは

圧縮効果というのは、簡単に言うと近くの物体と遠くの物体の距離感を縮める効果です。近くの物体と遠くの物体の間にある遠近感をなくすのが圧縮効果であり、望遠レンズを使用することでその効果が出やすくなります。
しかしながら圧縮効果というのは望遠レンズの特性ではありません。というのも圧縮効果はレンズの焦点距離による効果ではないのです。そのため、標準レンズや広角レンズであっても被写体から距離をとることで圧縮効果を得ることができます。
圧縮効果がわかりやすく感じられるのはテレビの野球中継です。ピッチャーマウンドからホームベースまでは約18.44メートルあるもののバックスクリーンからから望遠レンズで撮影することで、その距離が非常に短く見えます。

原理

圧縮効果は、遠くの被写体と手前にある被写体の遠近感の違いにより起こります。
例えば同じ物体が遠くと近くにあるとしましょう。遠くにある物体には見かけ上の大きさにそれほどの変化はありません。一方で近くにある物体はそのままの大きさですので、見かけ上の大きさの差は小さくなります。
ただ、手前の物体は近くにあればあるほど大きく見えますので見かけ上の大きさの違いは広がると言えるでしょう。見た目上遠くにある物体が大きく、すぼまっているように見えるのです。これが遠近感の違いとなってあらわれるのが圧縮効果です。
望遠レンズを使うと遠くにあるものを簡単に見やすい大きさに切り出せるため、望遠レンズであれば圧縮効果を得やすいと言えるでしょう。

ズームレンズを使って圧縮効果

圧縮効果によって得られる効果をわかりやすく感じるにはズームレンズを使う方法があります。
同じ場所から離れたところにある2つの物体を撮影する場合、ズームレンズを広角側にしているときには2つのサイズの違いをはっきりと見ることができます。そこからズームをしていくと背景が大きくなることに気が付くでしょう。手前にある被写体もどんどん大きく映し出されるようになりますので、近くの物体と背景のサイズ差が小さくなっていきます。そうなることで2つの物体の間にある遠近感が感じられなくなり、2つの物体の距離が近くなったと感じるのです。
これが圧縮効果の仕組みであり、さまざまな撮影テクニックとして応用が可能で、覚えることで撮影の幅が広がります。

圧縮効果を実感する方法

圧縮効果を使用すると、手前の被写体と後ろの被写体との距離が縮まって見えます。それをわかりやすく実感する方法があります。
まず、同じ被写体を撮る際、ひとつは近くから撮影し、もうひとつは最初の撮影位置より離れたところから望遠レンズを使って同じ大きさになるように撮影します。この二枚の写真を比べると背景の距離感が大きく変わりますので圧縮効果を実感しやすくなります。
また、圧縮効果は距離感が縮まるだけでなく、緩やかな坂道を急激な坂道として撮影できる効果もあります。もし、被写体と背景との距離を縮めずに撮影したいという場合には被写体に近い距離で広角レンズを使用しましょう。

ダイナミックな構図が撮れる!

圧縮効果を利用すると非常にダイナミックな構図の写真が撮れるようになります。観光ポスターなどで見かける、手前に花があり、海や寺社仏閣が見え、さらに奥に迫力のある山がそびえているといった構図を知っている人も多いでしょう。こういった景色は実際にその地を訪れてもそのようには見えません。奥の富士山はやや小さく、湖と桜の間にも距離があると感じてしまいます。
観光ポスターなどでは、それぞれの被写体を引き立て合う迫力のある構図が求められます。実際に見えている景色をダイナミックに映し出し、心に響くものに撮る必要があるのです。そこで活躍するのが圧縮効果で、見る人の興味を惹きつける役割を果たしています。

登山でぜひ圧縮効果を

圧縮効果の撮影テクニックは、登山での撮影で効果を発揮します。山頂から見える景色は目で見ても素晴らしいものの、写真としてはその景色に迫力持たせる必要があると言えるでしょう。そんな時、圧縮効果を使えば遠くに見える背景をダイナミックに映し出せます。
また、花畑での撮影でも、望遠でズームをすることで画面いっぱいの花を切り取ることができます。さらに桜並木やイチョウ並木も圧縮効果によって目で見るよりも迫力を持たすことが可能です。
花畑や桜並木といった場所は等間隔で被写体が並んでいますので、近くに見せたい背景と被写体を離れた場所から望遠レンズで狙うのがおすすめです。背景を圧縮することで、ワンランク上の迫力のある作品に仕上がります。

まとめ

圧縮効果は被写体同士の距離感を小さくすることで起こる効果です。効果的に使用することで迫力のある作品が撮れるとも言えるでしょう。望遠レンズでなくても得られる効果ですので、被写体との距離を考えながら上手く使いこなすことが大切です。
写真は少しのテクニックでその景色をより美しく見せられます。圧縮効果を使いこなし、見ている人の心を動かす写真を撮影しましょう。

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